『上杉鷹山とティール組織 〜上下関係のないマネジメント』
第2回FIXプロモ研究会 セミナーレポート

講演内容

上杉鷹山とティール組織
〜上下関係のないマネジメント

講師:歴史研究家 安藤竜様
金沢歴活代表
日時:2018年7月7日(土)
場所:石川四高記念文化交流館

歴史学を現代に活かす。江戸時代と昭和平成。

下図で、藩政時代の社会情勢(青)と、現在の社会情勢(赤)を重ねてみると、歴史から現代、そして未来を読み解くことが出来る。
そして、社会の創成期、成長期、安定期、衰退期に活躍した人物を見ることで、学ぶべき内容が異なることがわかります。
・創成期に学ぶべきは織田信長
・成長期に学ぶべきは前田綱紀
・安定期に学ぶべきは徳川吉宗
・衰退期に学ぶべきは上杉鷹山(←今ここ)。

歴史学を現代に活かす。江戸時代と昭和平成。

天明の大飢饉(1782年)で一人の死者も出さなかった米沢藩。苦しい衰退期ともいえる時代に上杉鷹山がとった改革とは。
・家臣や百姓や町人からの改革意見の公募
・藩の会計帳簿を公開
・意見提出者の抜擢と抜擢者による16ケ年改革計画
・役所の統合と職務権限の委任

ティール組織と上杉鷹山

ティール組織と、その他の組織の違いはおおまかに以下の通り。
・オレンジ組織(トップダウンのピラミッド型。実力主義。)
・グリーン組織(多様性や平等や文化を重視するボトムアップ組織)
→ティール組織(変化の激しい時代における生命型組織)

ティール組織を実現するためのブレイクスルーは

①自主経営(性善説を前提にした自発性・自制心。流動的役割配分と情報共有。)
②全体性(自分自身のすべてを職場に持ち込むことができると、自分の可能性や創造性のすべてを発揮することができる
③存在目的(競争の概念はなく、ともに存在目的を追求する。)
・ティール組織のトップは、ティール組織の世界観を運営し、行動の模範を示す仕事仲間。
・上杉鷹山の改革はティール的。自らやリーダーが改革の模範となり、帳簿情報を共有し、改革意見を公募し、役割を明確にした全員参加の組織。

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